おみくじを引いた事、ありますか?
初詣に行った時、旅行で訪れた記念、願掛け…などなど、神社やお寺に参拝に行く機会があると、何となく流れでおみくじを引いてみたくなりませんか?
よく、悪い結果のおみくじは神社やお寺のおみくじ掛けに結んで、大吉などの良い結果のおみくじは持ち帰ると聞きますよね。
では持ち帰って来た後、そのおみくじってどうしてますか?
ずっと持っていた方がいいの?それとも捨ててしまってもいいものなの?
でも捨てるにしてもタイミングがわからない…
それに何となく捨てたら罰が当たりそうで捨てられない…
どうしたらよいか分からずに、そのまま保管していて気がついたら何年も前のおみくじが沢山引き出しやお財布、手帳の隅に眠っている…なんて事になっていませんか?
…実は私もついこの間まで、4年前に初詣で引いた大吉のおみくじをどうしたら良いのか判断がつかずにずっと財布に入れていました…
そんなわけで今回のコレドウ?は「おみくじの捨て方」についてです。
自宅に保管してある古いおみくじの処分方法や、おみくじの返納方法などを詳しくご紹介します。きっと自分に合う方法が見つかるはずです。
それでは、早速始めましょう!!
Contents
おみくじの捨て時はいつ?
持ち帰ったおみくじの捨て時はいつなのでしょうか?
実は、おみくじには賞味期限や有効期限のような明確な期限は存在していません。
諸説ありますが、おみくじを引いてから約1年とよく言われています。
その他にも受験や就職、恋愛など叶えたい願いがある時に引き、それらが成就したり一段落した時や、次におみくじを引く時などの節目が来た時なども良いタイミングでしょう。
いずれにせよ、一度引いたおみくじの内容が未来永劫効力を発揮する…という事はありません。もし引いたおみくじが凶だったとしても、それが永遠に続くわけではないのです。
いわばおみくじは神仏から引いた人への「アドバイス」や「メッセージ」のようなもの。
持ち帰ったおみくじは、せっかくなのでお財布や手帳などすぐ出せるところに収めて、時々読み返して生活の指針にしてみましょう。
引いた人にとってその時に一番大切なことが書かれているとされるので、次におみくじを引くタイミイングが、古いおみくじを処分するタイミングと言えるのではないでしょうか。
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神社に訊いたおみくじの捨て方4つ
それでは、早速おみくじの捨て方について詳しく見て行きましょう!
まずおみくじは殆どが紙製なので、ゴミの分別としては「燃やせるごみ(可燃ごみ)」として捨てられそうな事は何となく分かります。
でも、おみくじが神仏から引いた人への「アドバイス」や「メッセージ」だと考えると、やっぱり他のゴミ同様にポイッと捨ててしまうのは何だか気が引けますよね…
きちんとした方法を取って、失礼のない扱いをしなければならない気がします。
そこで、今回は思い切って近所の神社へ処分の仕方を直接問い合わせしてみたところ、自宅で捨てる方法はもちろんのこと、それ以外の方法も丁寧に教えて下さいました。
状況によって様々な方法があるので、きっとアナタにピッタリのものが見つかると思いますよ。
是非参考にしてみてくださいね。
おみくじの自宅での捨て方
結論から言うと、おみくじは自宅で捨てることが出来ます。
ゴミの分別は、紙なので燃えるゴミ(可燃ゴミ)になります。
ただし、おみくじは神仏からの「アドバイス」や「メッセージ」が記された大事な戴き物なので、クシャッと丸めてポイッとするような粗末な捨て方はNG。
以下のような捨て方をすると良いでしょう。
用意するもの
- 持ち帰った古いおみくじ
- 半紙などの白い紙、封筒、ビニール袋などおみくじを包めるもの
- 粗塩
★捨て方★
持ち帰った古いおみくじを半紙・封筒・ビニール袋等に入れ、粗塩を一緒に入れて清めてからしっかりと包んで、燃えるゴミ(可燃ゴミ)の日に捨てる。
捨てる際には「今までありがとうございました」という、感謝の心を忘れないでくださいね。
おみくじを引いた神社やお寺に返納する
一番良い方法は古くなったおみくじを、そのおみくじを引いた神社やお寺に報告も兼ねて持って行き、おみくじ掛けに結んで返納するやり方です。
おみくじを結ぶ際は、必ずおみくじ掛けに結んで下さいね。
境内の樹木に結んでいる事がありますが、結んだ時に思いがけなく枝が折れてしまったりするなど、樹木が傷んでしまう原因になる場合がありますので、やめましょう。
返納する時は、「ありがとうございました」の感謝の心を持って結んでみてください。
きっとその気持ちが神仏に届いて、次におみくじを引く時にはまた大事な「アドバイス」や「メッセージ」を下さいますよ。
行ける範囲の神社やお寺に返納する
おみくじは、引いた神社やお寺に返納するのが一番なのですが、遠方へ旅行したり外出した時に引いたおみくじを、その神社やお寺にもう一度出向いて返納することはなかなか難しくて出来ない事が多いですよね?
そういう場合は、ご自分のお住まいや職場など、行動できる範囲内にある神社やお寺に返納しても大丈夫です。
その際は、境内にある古い御札などを入れる返納箱に入れましょう。
※返納箱の設置場所がわからなければ、社務所や寺務所に確認すると教えてくれます。
入れる時はそのままでも良いですが、半紙などの白い紙・封筒・ビニール袋などに包んだ方がベターです。
なお返納箱は常時設置されていますので、いつでも受付可能です。
返納箱のそばに賽銭箱がある場合は、気持ちで構わないのでお賽銭を入れましょう。
おみくじを戴いた時の金額と同じ位の額を入れるのが相場です。
返納箱を設置していない神社やお寺の場合は、お守り授与所や社務所・寺務所に「お焚きあげをお願い致します」と一言添えて渡して下さい。
※返納されたおみくじは、神社やお寺で定期的にお焚き上げをしています。
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一つだけ注意点があります。
神社で引いたおみくじは神社へ、お寺で引いたおみくじはお寺へ返納してください。
神社は神様を、お寺は仏様をそれぞれ祀っていますので、お焚き上げする時の作法が神社は神道、お寺は仏教とそれぞれ違うため最善の方法でお焚き上げが出来なくなってしまいます。
もし間違えて返納箱に入れてしまったとしても、神社やお寺ではもちろん心を込めてお焚き上げは行っていますがやはり最善の方法での供養が一番なので、確認をしてから返納するようにしてください。
ちなみに、神社とお寺の名称の見分け方は以下のとおりです。
- 神社…神宮・宮・大神宮・大社・神社・社が名称の最後に付いている
- お寺…〇〇寺・〇〇院・〇〇不動・〇〇薬師・〇〇観音・〇〇地蔵・〇〇大師などの名称が付いている
この点さえ押さえておけば、どこの神社・お寺でも返納出来ますよ。
郵送でおみくじを返納する
「叶えたい願いがあってわざわざ訪れた」「その神社やお寺に思い入れがある」などの理由で、おみくじを引いた遠方の神社やお寺にどうしても返納したいと思われる方もいらっしゃると思います。
そんな時は、郵送で返納するという方法もあります。
ただしその場合は必ず事前に、神社やお寺に連絡をして郵送でおみくじを返納できるかどうか確認してみて下さい。
神社やお寺の中には郵送での返納を受け付けていないところもあります。
事前に確認せずにいきなり郵送しても結局受け付けてもらえなかった、という事が無いとも限りません。そんな事態にならない為にも、事前確認は大切です。
問い合わせをして「郵送可」と回答があった場合は郵送方法も確認の上、郵送してください。
お焚き上げが無料のところもあれば有料のところもありますし、有料の場合はおみくじに初穂料を同封するのか、それとも指定振込先へ振込するのかなど、神社やお寺によって郵送方法が様々なので、こちらもしっかりと確認することが大事です。
いづれの場合も郵送する時には一緒に
「戴いたおみくじを返納致しますので、お焚き上げをよろしくお願いします。
ありがとうございました」
等と、メモ書きでも構わないので添えて送ると良いですね。
なお郵送対応していない場合は、残念ですがご自身の周りの神社やお寺に返納することになりますが、特別な思いがある神社やお寺のおみくじの場合は無理に手放さずに、いつかまたその地を訪れる事を願って敢えて大切に保管しておくのも一案だと思います。
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【番外編】引いたおみくじを撮影・保存する
これは番外編だと思って下さい。
ここで唐突ですが、私のおみくじの処分方法をご紹介します。
ある意味処分方法というより、管理方法と呼ぶほうが適切かも知れません。
それが以下の方法です。
- 神社やお寺でおみくじを引く
- おみくじの内容をカメラで撮影する
- 撮影が終わったおみくじをおみくじ掛けや指定された場所に結ぶ
冒頭でも触れましたが私は今年のお正月まで、4年前に初詣で引いた大吉のおみくじをずっとお財布に入れていたのです。
理由は大吉だったということと、おみくじに書かれた内容がちょうど自分が当時気になっていた事に対してのアドバイス的なものだったので、大事にしようと思っていつでも見られるようにお財布に入れることにしたんですね。
…しかし、お財布に入れて安心してしまったからか、気になっていた事が解決したのが理由かは分からないんですが、その後気がつけば一度も見返すこともなく4年も入れっぱなしになっていました。
でもずっと、「この古いおみくじをどうしよう?」と気になってはいたんですが…
結構、お財布や手帳に入れてしまうと「いつでも見られる」と思ってしまうからか、せっかく神仏から戴いた大事な「アドバイス」や「メッセージ」なのに、後で見返す事を忘れてしまうんですよねぇ。
今年のお正月、4年ぶりにそのおみくじを引いた神社へ初詣に行く事が出来たので、神社で訊いた通り無事におみくじ掛けに結んで返納出来たのですが…
また性懲りもなく、そこでおみくじを引いたんですね。
するとまた大吉が出たので、嬉しくて「持ち帰ろう!」となったのですが…
…ちょっと待て!
その神社は自宅からはちょっと遠い場所にあるので、またいつ訪れることが出来るか分からないし、せっかくの大吉のおみくじをまた何年もお財布に入れっぱなしにしちゃうかも知れない…
そこで、大吉のおみくじの内容をスマホのカメラで撮影してみました。
(おみくじは縦に長いので、3つのパートに分けて撮影しました)
その上で、大吉のおみくじをおみくじ掛けに結んで来たんですが…
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これかなりいいですよ!
それからというもの、ふと気になった時や電車移動の時なんかに、撮影したおみくじの内容を読むようになりました。
携帯やスマホの中に画像として保存されているとすぐ確認出来て良いですし、実物はもうおみくじ掛けにちゃんと結んで返納しているので、持ち帰った後の事をあれこれ悩む心配もありません。
旅行先や遠方の外出先で引いたおみくじも、このようにしておけば安心ですよね。
そして、また新しいおみくじを引く時「ありがとう」と感謝の気持ちでカメラロールにあるおみくじの画像を消去するという感じです。
どうしても取っておきたい内容であれば、もちろんそのまま保存しておくことも出来ます。
上記のような実体験から考えた方法ですが…非常にオススメです!
[注]この方法はモノグサな私にはピッタリですが、おみくじを持ち帰りお財布や手帳に収めて読み返す方法がやはり一番だと思います。
この方法はお勧め出来ますが、まずは参考程度にお考え下さい。
さいごに
いかがでしたか??
今回は、おみくじの捨て方を見て行きました。
捨て方というよりも、返納の方法と言った方が適切かも知れませんね。
神社の方よりいろいろな方法を教えて頂く中で一番印象に残ったのは
『おみくじとは、神仏から引いた人への「アドバイス」や「メッセージ」のようなもの』
なのだという事でした。
そう考えると、今まで本当に気軽に「ちょっと引いてみようかな」という感じでおみくじを引いて、中身をよく読まずに大吉か凶かというところだけを一番気にしていた自分がちょっと情けないと感じました。
4年前に引いたおみくじも、最初にピンと来たなら、もっとよく読み返せばよかったなぁと後悔しています。
これからは、おみくじの内容も良く読み返して生活に活かしつつ、タイミングが来たら感謝の心で、きちんと丁寧に手放したいですね。
そして、手放した後はまた新しいおみくじを引いて、新しい神仏からの「アドバイス」や「メッセージ」を受け取りましょう!!
では今回も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。