これ、私がかれこれ13年間ずっと大事に使ってきたお箸なんですが…
先日使っている時に先端の塗りがハゲてしまっていることに気が付きました。
それまでは全く気にせずに普通に使っていたのですが、一度気が付くとその事が気になって来てしまいました。
気付いた時がタイミング!「これを機にお箸を捨てよう」と思ったのですが、
「はて、お箸ってどう捨てていたっけ?捨て方が思い出せない…」
「何となく他のゴミと一緒に捨てるのが忍びない…」
「多少古くてもまだ使えるし、やっぱり勿体ないから使い続けようかな?」
などどあれこれ悩んでしまって、結局捨てられず未だに使っているんです。
今回のコレドウ?はズバリ「お箸の捨て方」についてです。
古かったり折れてしまったお箸をずっと持っていてもいいの?
なぜ、何となくお箸の捨て方を迷ってしまうの?
お箸を捨てる良い方法はあるの?
などを探って行きながら、最後には無事?私もお箸が新調出来たらな…と思います!
それでは、早速始めましょう!!
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Contents
風水では古いお箸=「悪い気」?!すぐ捨てて運気アップしよう
私のお箸のように塗りがハゲてしまったり、使い込んですり減ったりしてしまった古いお箸を使い続けていると、自分を取り巻く様々な運気に悪い影響が出てしまうんです!
「勿体無いなぁ」という気持ちも大事ですが、こちらを読んでいただければきっと
「大変!今すぐ捨てなくちゃ!」
って気持ちになられるのでは?思います。
風水では、この世のすべてのものに気が宿っていると考えられています。
特にお箸は、持ち主が毎日の食事に欠かさず使うものであり、生きるためのエネルギーとなる食べ物を口まで運ぶ役割をしているため、気の影響がダイレクトに持ち主にかかってくるものです。
そのため
「お箸=運気を運び込むぶもの」
と考えられているんですね。
またお箸は「家庭運」「財運」「健康運」に特に関係が深いとされています。
食事のたびにお箸がそれらの運気を運んでくれているという事なんですね。
…同時に風水では、何でも古い物には逆に悪い気がつくとされています。
運気を運んで来てくれるはずなのに、古いお箸を使っていると食事のたびに「悪い気」が自分へダイレクトに運ばれてしまっていると言うことになります。
これは一大事です!
確かに考えてみるとここ数年体調を崩すことが多かったり…
家電が立て続けに壊れて出費がかさんだり…
そう言われてみると何となく思い当たるフシがありました!
すべてが古いお箸が原因とは言えないかも知れないですが、13年間ずっと同じお箸を使い続けているのは動かしようのない事実です。
何となく体調がすぐれないな…
ここ最近出費がかさんで家計が苦しい…
家族の会話が少なくなって雰囲気が悪くなった…
そんな風に感じることがあったら、一度ご自身がお使いのお箸をチェックしてみてください。
もし古いお箸を使っていたら…
運気アップのためにも、すぐに古いお箸を捨てましょう!
お箸の捨て方
いよいよ、長年使ってきた愛着のあるお箸とのお別れの時がやってきました!
ここからは、具体的なお箸の捨て方について見て行きたいと思います。
ところで、何故かお箸って簡単にポイっと捨てづらくないですか?
もちろん愛着もあるからそう感じるのかも知れないのですが、それだけでも無い気が…
…どうやら、お箸と人との間には色々と興味深い話もありそうですよ!
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お箸のゴミ排出区分は?
ようやく捨てる気になった古いお箸。分別の時は何ゴミで捨てたら良いのでしょうか?
ほとんどのお箸は木でできているので、木製のお箸についてはほぼどこの自治体でも「可燃ゴミ」の区分で排出できると思います。
よくお弁当箱のセットなんかに付いてくるプラスチック製の箸は、自治体によって区分は様々かも知れませんが大体が「不燃ゴミ」「資源ゴミ」または「プラスチックゴミ」などの区分だと思います。
また、時々見かける金属製のお箸などは、「不燃ゴミ」「金属ゴミ」などの排出区分になるのではないか、と思います。
※詳細は、お住まいの自治体HPや役所の担当部署へご確認ください。
お箸を捨てる時は半分に折る?その理由は?
実はお箸は「半分に折って」から捨てると言われています。
普通の塗り箸だけに限らず、割り箸、菜箸…どんなお箸に対してもそのようにするようです。
その理由は、古来より伝わる日本人のお箸に対する考え方から来ているようです。
ここでちょっと寄り道をして我々日本人とお箸の関係について紐解いてみましょう。
■箸はいつから使われていたの?
日本ではいつから箸が使われていたのでしょうか?
実は諸説あり、はっきりとした事はわかっていません。
一番有力な説は、「7世紀初頭に小野妹子らが遣隋使として派遣された際、初めてお箸で食事をしているところを見て、後に日本に持ち帰った事が始まり」というものです。
それまでは、日本人は食事を手掴みで食べていたのですね!
その後、あの聖徳太子が箸食制度を朝廷の供宴儀式で初めて採用したと言われています。
これは近代国家を目指していた聖徳太子が、当時の先進国である随の使節団が来日した時にも恥ずかしくないように、箸を使う食事作法を宮廷内に広めたとされています。
さらに8世紀に入ると一般庶民にも箸を使う食事作法が広まり、手掴み食だった日本人の食生活にお箸が浸透し、今に至るというわけです。
一方、弥生時代の末期の遺跡からは、削った竹を折り曲げたトングのような形をした「折箸」が出土しており、すでに日本にはお箸が存在していたとされています。
ただ、同時期に中国で編纂された「魏志倭人伝」によると「倭人は手掴みで食事をしている」とされているところから、折箸は儀式や神様へお供え物をする時専用のもので、普段の生活にはまだお箸を使っていなかったと考えられています。
こうやって考えると、食事作法としてお箸が広まったのは本当に良かったなと思います。
だってもし箸が広まらず手掴み食のままだったら、熱々のラーメンやぐつぐつ煮えた鍋物なんてきっと今食べられてなかったでしょうね…
それに、弥生時代に出土した折箸も興味深いなと思います。
普段の食生活は手掴みであっても、神様にお供えものを捧げる時や大事な儀式の時は、お供え物に直接手で触れずにお箸を使っていたなんて…
お箸は人間と神様を繋ぐ神聖なものと捉えられていたのかも知れませんね。
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■なぜ箸を折ってから捨てるの?
この理由も諸説あるのですが、共通して言えるのは
「お箸には、使った人の魂が宿る」
という思いを、古来から日本人が抱いて来たということ。
ざっくりまとめると…
・お箸を一度でも使うとその人の魂が宿るため、そのままの状態で捨てると魂が宿ったままになってしまう。
そうすると使った人に禍が起こったり、捨てた場所が山の中ならば獣に遊ばれて魂が穢れてしまう。
そこで使った後に箸を折って魂を自分に戻し、箸をただの木切れに戻してから捨てる。
というような事のようです。
なるほど…そういう考え方から、捨てる時にお箸を折るという風習が生まれたのですね。
そういう事を普段から考えてお箸を使ってはいませんでしたが、何となく言われてみると腑に落ちる感じがします。
お箸って、必然的に多少なりとも口の中に触れますよね?
ここまで毎日自分の口の中に入れて使っているものって、考えてみると思い浮かばないです。
愛用のお箸を使って食事をしていると、手に馴染んでいるせいか何だか自分の指先の一部になっているような感覚があるんですよね。自分とお箸が繋がっている感覚というか…
何が理由かはわからないのですが、お箸に対して無意識につながりを感じてしまってる自分がいます。
だから他人のお箸を使おうと言う気にもならないですし、自分のお箸を他人が使うとなったら正直抵抗感があります…
「お箸に自分の魂が宿っている」という感覚は、何となく分かるような気がします。
だからお箸を捨てるとなった時、心のどこかで「自分の一部とお別れする」ような気持ちになって、他のゴミと一緒に捨てるのが忍びなくなるのかも知れませんね。
では、魂を自分に戻すためにお箸を半分に折ろう…
…ん?結構丈夫で簡単に折れない!!!
このまま無理やり折ろうとすると力が半端なく要りそうですし、それこそ怪我をしてしまいそうです!
せっかくここまで来たのに、挫折しそう…
でも、半分に折れなくても安心してお箸を捨てられる方法がいくつかあるのです。
次は、他のお箸の捨て方を見てみましょう。
二つに折らなくても大丈夫!他にもあるお箸の捨て方
お箸を半分に折ってから捨てようと試みたのですが、割り箸とは違って予想以上に丈夫だったため、ちょっと挫折気味になってしまいました。
割り箸は簡単に半分に出来たのでその方法で捨てるとしても、普通のお箸はどうしよう…やっぱりこのまま捨てるのは気が引けます。
でも、安心してください!
半分に折る以外でもお箸を捨てられる方法がいくつかあるのでご紹介します!
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塩で清めてから紙に包んで捨てる
用意するのは
捨てるお箸、塩、白い紙です。紙は何の素材という決まりはないのであれば半紙、なければコピー用紙などでも良いでしょう。大きさも、お箸を包めるくらいあれば大丈夫です。
今回私は、コピー用紙を使用しました。
1. まず、白い紙の上にお箸を置き上から塩をふりかけて清めます。
清める時は心の中でお箸に「いままでありがとう」と感謝の気持ちを唱えて塩をふりかけます。
2. 清め終わったらお箸を紙でくるんで捨てます。
感謝の気持ちを持って塩と白い紙でお清めしたお箸。
きっと無事に灰になり自然に帰ってくれることでしょう。
箸供養を行っている神社に持って行く
実は、「箸の日」という記念日があるのをご存知ですか?
愛知県名古屋市に本店を構え、箸などの製造・卸・販売を手がける株式会社藤本商會本店が制定。毎日の食事のときに欠かせない箸への感謝を表すことが目的。同社は愛知県豊橋市の龍拈寺に「箸塚」の石碑を建立し、30年以上にわたり使い古された箸を供養する「箸供養」を行っている。日付は8と4で「ハシ=箸」と読む語呂合わせから。
※一般財団法人 日本記念日協会のサイトで発見しました。
そこで、調べてみると龍拈寺だけではなく全国の寺社で「箸供養」や「箸感謝祭」などと呼ばれる行事が行われていることがわかりました。
もし、最寄りの神社で「箸供養」や「箸感謝祭」をやっている寺社があれば、そちらへ持って行って供養をお願いするのも良いですよね。
中には郵送対応可能のところがあったり、お箸会社が窓口になって供養を受け付けている場合もあるようですよ。
※なお、「箸供養」や「箸感謝祭」などを行っている神奈川県や東京都、大阪、京都、名古屋などの寺社や企業を別記事に詳しくまとめていますので、ぜひ併せて御覧ください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
箸供養を行っている神奈川・東京・大阪など全国の寺社はどこ?(含郵送)
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食事以外の用途でとにかく使い切る
これは、エコな観点からになりますが…
割り箸って、一度使ったら基本的に捨ててしまいますよね?
洗って普通のお箸と同じように使いまわしてもいいのですが、割り箸は結構水分をよく吸います。
同様に洗剤の成分も結構吸ってしまうんですよね。
洗って使った割り箸に洗剤の香りがついてしまった事があり、それからは何となく割り箸は使い捨てとしていました。
でも、見た目もまだ綺麗だしこのまま捨ててしまうの勿体無いなぁ…
という訳で、私は割り箸をお塩で清めてからボロ布を巻き付けて掃除で使ったり、ガーデニングで種を蒔く時土に穴を開ける道具に利用したり、苗の支柱に活用したりしています。
食用以外でも割り箸の使い道は結構ありますよね。一度で捨ててしまうのが勿体無い場合は、このような方法で使い切ってあげてから捨てるのもいいのではないかなと思います。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
これで、捨てるのをためらっていたお箸も清々しい気持ちで捨てることが出来そうですよね?
たった二本の棒なのに、私達の食生活や運気まで支えてくれているんだと思うと、今までより一層お箸に対して愛着が湧いてきそうです。
「日本人の一生は箸に始まり箸に終わる」
という言葉があるように、お食い初めの時のお箸から葬儀でお骨を拾うお箸まで、古くから私達の一生にさりげなく寄り添ってくれているお箸。
これからも大事に使い、捨てる時は感謝の気持ちを持って手放したいですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。