地震や風水害などの災害やそれに伴う大規模停電等が起こった時、あなたは自分の置かれている状況をどうやって把握しますか??
災害時にはライフラインが寸断されたり食料や水が不足するなど、普段の生活では考えられない事態が起きます。そのような状況下で常に正確な情報を把握出来るか否かは、時に生死に関わる大問題になると言っても過言ではありません。
そんな時、情報収集で一番頼りになるのは…何と「ラジオ」なんです。
「ラジオ聴かなくてもPCやスマホでSNSをチェックする方が早いでしょ?」
「なぜラジオが一番頼りになるの?何かアナログな感じがするけど…」
「気にはなるけど、どんなラジオを買えばいいのか分からない!」
今回のコレドウ?は「災害時におけるラジオの必要性とおすすめの防災ラジオ」についてです。
ラジオがなぜ災害時に強いの?
ラジオでどういう情報が得られるの?
防災ラジオを選ぶ時のポイントは?
などの疑問点や「選ぶポイント」を踏まえたおすすめの防災ラジオについて詳しく解説致します。
それでは、早速始めましょう!!
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Contents
災害時に欲しい情報とは
災害発生時に欲しい情報は、災害発生から時間の経過とともに変化して行きます。
ここで地震災害を想定して、発災直後(発災後3日間程度)、応急時(発災後4日目~1週間程度)、復旧時(発災後1週間目~1.2ヶ月間程度)の3つの時期に大まかに分けて、以下のように時系列でまとめてみました。
地震発生直後 | 災害から身を守るために必要な情報
震源・震度などの現状確認、津波や火災などの二次被害に備えた自主避難、避難指示、津波警報・注意報及びその解除等の情報 |
地震発生〜3日間程度 | 当面の生活に必要な情報
家族の安否確認、被災・被害状況の把握、ライフラインの状況、気象情報、交通網の被害情報、避難所情報、救急医療等に対応する病院情報、給水車情報、食料・日用品等の販売情報等 |
地震発生4日目〜1週間程度 | 被災後の生活を安定させるための情報
災害の影響で孤立してしまった地区への救助情報、治安維持・犯罪対策情報、感染症対策などの防疫情報、ボランティア情報、避難所における食料・給水や援助物資の配給情報、高齢者や障害者等のケア情報、ゴミや瓦礫等の廃棄場所情報等 |
地震発生1週間〜1,2ヶ月程度 | 復興に向けた情報
仮設住宅の建設情報、会社・学校の再開情報、ライフラインの現状や復興計画情報、交通網の再開状況、街の再整備情報、災害に関する自治体の相談窓口情報、メンタルケアを受けられる医療機関の情報等 |
このようにざっと考えてみただけでも状況によって実に沢山の情報が必要になってくる、ということが言えると思います。
そしてこれらの情報をいかに正しく把握するかが、災害を生き抜く大きな要なのです。
災害時はTVやSNSの情報だけでは不十分
前項で触れたように、災害時には厳しい状況を生き抜くために「正確な情報」を「随時」収集する事が必要です。
では、そんな時あなたはどのようなメディアで情報を収集するでしょうか?
- TVニュースや災害時の特別報道番組を観る
- パソコンやスマートフォン・タブレット等のモバイル端末でTwitterなどのSNSをチェック
- パソコンやスマートフォン・タブレット等のモバイル端末で家族や友達へメールする
- 固定電話や携帯電話を使って家族や知人へ電話する
大体上記のような、普段から利用しているメディアを使った方法を真っ先に考えるのではないかな?と思います。
災害時においては、もちろんすべてのメディアが情報伝達において重要な役割を果たすのは間違いありません。
しかし、上記に挙げたようなポピュラーなメディアでも、災害時に十分な情報を得られるとは限らないのです。
TVは、ライフラインが破壊され停電になると電源が入らないので観ることができません。また、災害時に落下・水浸しになった等が原因で本体が壊れて使えなくなるという事も考えられます。
TVニュースや報道特別番組は一見各地の状況を放送しているように感じますが、被害の大きかった地域や街の中心部などの情報を伝えている事が多く、自分の住む地域などピンポイントの情報はあまり得ることは出来ません。
Twitterに代表されるSNSからの情報は、拡散されるスピードが早いため最新情報をいち早くチェック出来るというメリットがある反面、フェイクニュースやデマ情報など信憑性に欠けてしまうような情報が混在して情報過多となり、大きな混乱を生じかねません。
また、パソコンやスマートフォン等は電源が切れてしまうと再充電出来るまでは使うことが出来なくなります。
さらに携帯電話や固定電話の基地局が被災すると電話回線が繋がらなくなる場合があります。仮に基地局が無事であっても、多くの人が一斉に電話をかけると回線がパンクして長時間繋がらなくなる事態になります。
また、現代の固定電話は電源を必要とする機種や光ファイバー網を利用したIP電話などがありますが停電が起きると、状況によって使用できなくなります。
普段は有益な情報を提供してくれているTVやSNS等のメディアであっても、災害時という非常事態においては完全に信用し切れません。
そこで、「災害時に一番信頼がおけるメディア」として挙げられるのがラジオおよびラジオ放送なのです。
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災害時におけるラジオの重要性とその理由
災害時、ラジオ放送からの情報が一番信憑性が高いとされるのは何故でしょうか?
最近は、ネットやスマートフォンのアプリを使ってラジオ放送を聴くことが出来るので、ラジオを自宅に持っているという人も少なくなって来ているかも知れません。
でも、災害や停電等の非常時にはラジオを一台持っていると本当に安心です。
ここでは、「災害時におけるラジオの重要性」と「ラジオが信頼されている理由」を詳しく解説します。
災害時には絶対ラジオが必要な理由
災害が起こり、ライフラインが途絶え停電でTVやパソコン、スマートフォン・タブレット等のモバイル端末も電源が切れて使えなくなった、電話も繋がらなくなりいよいよ情報を得る手段がなくなってしまった…。
そんな時、大活躍するのが「ラジオ」なんです。何故でしょうか?
まずラジオ放送をラジオで受信する仕組みについて簡単にご紹介します。
出典: 総務省子供向け電波利用ホームページ
放送局でアナウンサーの声や音楽を、マイクを通して電気信号に変える装置に入れ、その電気信号を電波に乗せて放送局のアンテナから送信する。
ラジオはその電波をアンテナでキャッチして、電気信号を元の声や音楽に戻してスピーカーから聞こえるようにしているんだ。
出典: 総務省子供向け電波利用ホームページ
つまり電波が届くところにラジオさえあればどこにいても放送を聴ける、という事。
災害時に家屋が倒壊するなどして外に避難している場合でも、ラジオさえあれば情報が手に入ります。車内に避難している方はカーラジオからも放送が聴けますね。
携帯ラジオならば非常用持ち出し袋にも忍ばせやすいので、避難先でも聴くことが出来ます。
ラジオが信頼されている理由
ラジオ放送は日本で1925年から始まっており長い歴史があります。
その中で様々な災害に直面した経験を生かし、災害が起きても放送を続けられるノウハウを構築しているので、災害時にも途切れること無く情報を伝えてくれるのです。
また、多くのラジオは乾電池式や手回しなど電源が無くても動くので、災害により停電が起きてもさほど影響されません。
このように、通信網が混乱しても無線でどこでも受信できるラジオは、とくに災害時に力を発揮するメディアとしてその必要性が注目されているのです。
災害対策としてラジオは一家に1台、絶対に準備しておきたいですね。
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災害時にラジオを聴く利点
災害時ラジオ放送を聴けると、どのような利点があるでしょうか?
以下に3つの利点をまとめてみました。
全国放送のラジオ番組で、総合的な情報を把握出来る
全国放送のラジオ番組では災害の規模や政府の見解、今後の方針などの総合的な情報を把握することが出来ます。被災するともちろん当面の避難生活の情報が最優先となりますが、総合的な情報は現状を客観的に捉える上で重要な要素になります。
地元のコミュニティFMで、地域の細やかな情報をチェック出来る
災害時にはNHKや民放ラジオ局からでも、もちろん役立つ情報は得られます。
ただし、地域限定の細かな情報は残念ながら得ることは出来ません。
そんな時は地元のコミュニティFMの放送が大変役立ちます。
2019年2月現在コミュニティFM局は47都道府県に325局あり、普段は地域の行政情報や商業の情報、地元ならではの情報に特化した内容で、地域活性化に役立つ放送を目指しています。
超短波放送のため受信できるエリアは市区町村単位程度で狭いですが、災害時には視聴者からの情報、意見や自治体とも連携して地元に密着したコミュニティFMだからこその的確な情報を発信してくれます。
- エリア内の道路の通行止め/解除情報
- ライフラインの回復状況
- 食料品・衣料品・生活必需品店の開店状況
- ガソリンスタンドの開店状況およびガソリン在庫情報
- 避難所情報(炊き出し、風呂等)
- 医療機関の受け入れ状況
- 飲食店の営業状況
- 断水した地域の給水情報や復旧状況
- 自治体、警察、消防署からの連絡事項
- ボランティアの募集状況
- 学校の休校・再開情報 など
地元で放送しているという事は、視聴者もDJも同じく被災しているという事。
そう考えると自分ひとりではないと言う気持ちが起きますし、地元のDJの方はその地域の方言で放送する場合もあるので聴いていると何だかホッとして安心感があります。
また、外国人の方が多い地域では日本語以外の言語に対応した放送もあり、まさにその地域ごとの状況に応じたきめ細やかな情報を提供してくれるのです。
全国のコミュニティFMの周波数とHPは日本コミュニティ放送協会HPに掲載されています。
リンクは以下の通りです。
↓ ↓ ↓
是非、あなたの地域のコミュニティFMを探してみて下さいね!
避難生活の娯楽要素になる
被災して避難生活が長引くと不自由を強いられる日々にストレスを抱えたり、ふさぎ込んでしまったりする場合も出てきます。また災害時という状況下では娯楽という娯楽もないのが現状です。
そんな時、ラジオから流れてくる音楽や何気ないトークを聴くことで楽しい気分になったり話のネタになったりして、落ち込みがちな気分が和らぎます。
ラジオは災害時には貴重な情報源というだけでなく、数少ない娯楽の要素をも担ってくれるのです。
このように、災害時にラジオを聴くメリットは沢山あります。
災害時の持ち出しリストには是非ラジオを加えましょう!
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防災用ラジオを選ぶポイントは?
「防災用ラジオ」ってご存知ですか?
「防災用ラジオ」とは、普通のラジオ機能はもちろんのこと、非常用ライトが付いていたりモバイル端末の充電機能がついているなど、災害時に便利な機能が複数備わった多機能ラジオです。
通販サイトで「防災ラジオ」と検索すると沢山の商品がヒットします。どれも役立ちそうなものばかりで、どれに決めたら良いのか迷ってしまいますよね。
そこで、防災用ラジオを選ぶ際のポイントを挙げてみました。
Point
- 乾電池式・手回し式など電源の取り方が複数ある
- バッテリーの持ちが良く、長時間使える
- 操作が簡単
- ラジオ電波の受信感度がよく、対応する周波数が多い
- イヤホン、スピーカー両方使える
- +αの便利な機能が付いている
1. 乾電池式・手回し式など電源の取り方が複数ある
災害時に便利なラジオ。でもAC電源式の電源のみだと停電時には機能しません。
そこで、おすすめしたいのがAC電源式以外にも電源のとり方が複数あるラジオです。
1番のおすすめは乾電池式。乾電池式なら携帯出来ますし、何本か予備を持っていれば電池切れにも対応出来ます。
手回し式やソーラー式のラジオも便利です。乾電池が切れてしまった時は手回しやソーラーで電源を確保することが出来ます。
ただし、手回しは1分間全力で回し続けて使える時間が平均して約15分程度、ソーラーは晴れた日に何時間か太陽光に当てた充電が必要になるので、完全な充電を行うには時間と体力が必要になる場合があります。
とは言え、手回しやソーラーは万が一の時あるととても助かる機能なので、選ぶ際はこれらの機能があるラジオを選ぶと後々助かるでしょう。
2. バッテリーの持ちが良く、長時間使える
災害時は、沢山の情報が必要になるのでほぼ一日中ラジオを流すという状況になるかも知れません。
そんな時重要なのはバッテリーの持ちです。
いくら多機能でコンパクトなラジオだとしても、バッテリーが数時間で切れてしまうようでは使い物になりません。
一度の充電で長時間聴くことが出来るかどうかという点は、防災ラジオを選ぶ際に大きなポイントになると言えます。
3. 操作が簡単
災害時は一刻も早く情報を得たいと思うもの。
早速ラジオを聴こうとしても作りが複雑だったり、ラジオのチューニング用ダイヤルが回しにくくて使いづらいと、ただでさえ普段よりも緊迫した状況下ではイライラしたり焦ったりしてしまうかも知れません。
操作が簡単で使いやすいラジオであれば災害時でもあれこれ使い方に悩まなくて良いので安心ですし、停電などの状況下でも直感的に扱えるので助かりますね。
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4. ラジオ電波の受信感度がよく、対応する周波数が多い
災害時はもちろんですが、普段の生活上でも電波の受信感度が悪いラジオでは内容が聴き取りにくくて情報を得るのが難しくなってしまいます。
また、ラジオの電波にはAMとFMがありますが、AMの電波は到達範囲が広い反面ノイズが入り易かったり場所によって聞きづらい場合があります。
そんな時、ワイドFMの電波を受信出来るラジオがあるととても助かります。
ワイドFMとは、AMのラジオ放送をFMで聴けるというもの。
現在総務省では、このワイドFMの普及を推進しています。
ワイドFM(FM 補完放送)とは、AM 放送局の放送エリアにおいて、難聴対策や災害対策のために、新たにFM 放送用として使用可能とした周波数(90.0~94.9MHz)を加えたFM 放送用の周波数(76.1~94.9MHz)によりAM 放送の放送番組を放送するものです。
総務省では、平成26 年4 月1 日に、AM 放送の難聴(都市型難聴、外国波混信、地理的・地形的難聴)対策や災害対策を目的として、FM 補完中継局(AM ラジオ放送を補完するFM 中継局)の開設を可能とするための制度整備(「基幹放送用周波数使用計画」の変更等)を実施しました。
※総務省HPより抜粋
今お住まいの地域で現状AMもFMも問題なく受信できているとしても、災害で地形が変化したり避難で居場所が変わった場合、今まで聴けていたAM放送がうまく受信できないという状況になるかも知れません。
防災用ラジオを選ぶ時は通販であれば商品へのコメント、家電量販店では実際に操作してみるなどして電波の受信感度をチェックしましょう。
また、新規購入はもちろん既に防災ラジオを持っている方でも、もしワイドFM対応のラジオでなければ対応するラジオを一台持つという選択をしてみてはいかがでしょうか?
5. イヤホン、スピーカー両方使える
ラジオにイヤホンジャックがあるかないか?
ラジオがスピーカー対応かどうか?
この点は地味ながら非常に重要なポイントです。
もし、自分の防災用ラジオがイヤホン対応ではなかったら、避難所など多くの人が生活する場ではラジオの音が迷惑になってしまうかも知れません。
また、ラジオがスピーカー対応ではなくイヤホン専用のタイプだったとしたら、皆で情報を聴きたい時に困ってしまいますよね。
イヤホンとスピーカー、状況によって使い分けられるラジオを選びましょう。
6. +αの便利な機能が付いている
防災用ラジオは上記のような機能があれば十分便利ですが、いざという時に+αの機能があるとさらに便利に使うことが出来ます。
- 水や埃に強い「防水・防塵機能」
- 停電時に便利な「ライト機能」
- 救助が必要な状態の時、居場所を知らせる事が出来る「サイレン機能」
- モバイル端末を充電するUSB端子が付いた「充電機能」
あくまで+αなので、性能の高さはさほど期待出来ないかも知れませんが、機能があるとないとでは安心感が違います。購入の際は付属機能についても考えるポイントになると思います。
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おすすめの防災ラジオ3選
それでは、以上のポイントを考えつつ沢山ある中から管理人が厳選したおすすめの防災ラジオを3つご紹介したいと思います。
数は少ないですが、どれも機能が充実していておすすめです。
東芝 ラジオ TY-JKR5
最大のおすすめのポイントは、電池残量ゼロでも長期保管できるコンデンサ充電式を採用している点。
多くの充電式ラジオに使われているニッケル水素充電電池は、長期間使用していないといざという時に充電ができなくなってしまう場合があります。さらに内蔵電池なので簡単に交換が出来ません。そうなるとラジオは手回し充電が出来ず、乾電池しか使用できなくなります。災害時にもし乾電池が無かったら、ラジオは聴けなくなります。
しかし、このコンデンサ充電式は長期間の保存に強いので非常用持ち出し袋などに長期間入れっぱなしにしていても、手回しすればすぐに使うことが出来ます。
また、アルカリ乾電池(単四形x2本)使用時には
イヤホン使用時⇒ AM受信:約70時間、FM受信:約60時間
内蔵スピーカー使用時⇒ AM受信:約45時間、FM受信:約40時間
とバッテリーの持ちも十分。
手回し1分間では
イヤホン使用時⇒ AM受信:約50分、FM受信:約40分
内蔵スピーカー使用時⇒ AM受信:約35分、FM受信:約30分
と、予想以上に長く聴くことが出来ます。
それ以外にもワイドFM対応、防水・防塵機能、LEDライト、イヤホン・スピーカー両用、モバイル端末充電可能なUSB端子付きと機能も十分備わっており、サイズもコンパクトで持ち運びが苦になりません。
ちなみに私はこれを持っていますが、災害用だけでなく普段使いでも愛用しています。
このラジオは知名度があまり高くないようですが、とてもおススメな1品です。
ソニー ポータブルラジオ ICF-B99
ソニー ポータブルラジオ ICF-B99は、現在販売されている防災ラジオで一番人気の商品かも知れません。
お値段はラジオにしては高めですが、申し分ないほど充実した機能が付いています。
まず、ACアダプタ、乾電池、手回し、ソーラーと複数の電源を使うことが出来ます。
単3形アルカリ乾電池2本でAM受信:約100時間、FM受信:約80時間と、バッテリーの持ちも素晴らしいです。
それ以外の方法でも
手回し1分間⇒ AM受信:約75分、FM受信:50分
ソーラー充電60分⇒ AM受信:約60分、FM受信:約40分
内蔵電池充電⇒ AM受信:約40時間、FM受信:約32時間
と、長時間使用することが出来ます。
それ以外にもワイドFM対応、LEDライト、防滴仕様、USB AC充電、太陽光充電でモバイル端末へ充電が可能、USB端子付き、イヤホン・スピーカー両用とその他の機能も十分。さらにハンドストラップ、マイクロUSBケーブル、充電プラグアダプター、非常用の笛、専用キャリングポーチが付いています。
至れり尽くせりのこのラジオ。さすがソニー製ですね。
ただ、今回確認したところソニーのHPでは「現在、ソニーストアでの販売を一時停止させていただいております。ご了承ください。」とあり、現在製造されていない可能性もあります。現状Amazonなどの通販サイトでは問題なく販売されているので、購入を検討されている方はお早めに買い求めた方がいいかも知れません。
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パナソニック 手回し充電ラジオ RF-TJ20
こちらの商品は友人宅にあり実際に手に取らせてもらったのですが、とてもコンパクトで見た目もいいなぁと思いました。
まずスピーカーが左右についているので、音が聴きやすいです。そしてデジタル表示でバックライトもあるので暗闇でもチューニングしやすいですよね。
そして高さ約5センチ・幅約14センチととてもコンパクトなので、持ち歩きにも便利です。
電源は乾電池(単四形x3本)と内蔵式ニッケル充電池の2つ。内蔵充電池は手回しすることで充電が可能です。
アルカリ乾電池(単四形x3本)使用時ではAM受信・FM受信ともに約24時間とバッテリー持ちはまずまず。手回し1分間ではAM受信・FM受信ともに約14分です。
それ以外にはワイドFM対応、誤操作防止のホールド機能、イヤホン・スピーカー両用、LEDライト、モバイル端末を充電可能なUSB端子付き、サイレン機能と、小さいながらも機能は十分備わっています。
さらに充電ケーブル用ポーチ, ハンドストラップの付属品も付いています。
見た目も防災ラジオらしくなく可愛らしいので、普段使いにも最適かも知れません。
そこまで沢山の機能は必要ないが、そこそこの機能は欲しいという方にはおすすめの商品です。
以上、おすすめの3つの防災ラジオをご紹介致しました。
他にも海外製で多機能な防災ラジオが沢山ありましたが、やはり作りがしっかりしていて故障時に修理に出せたり相談窓口のある国内産のものが安心かなと思いました。
是非こちらを参考に、ご自身にとってベストな防災ラジオを探してみてくださいね。
自治体が販売・貸出している防災ラジオ
防災無線や災害時緊急放送を受信できる防災ラジオを販売、貸出している自治体があります。
災害時、自治体が放送する防災無線や緊急放送をキャッチすると自動で電源が入り、大音量でラジオから同じ内容を流すことの出来るラジオです。
非常に便利なラジオですが、高価な上、残念ながら市販もされていません。
ただ、自治体によってはこのラジオを3,000円前後で販売、または貸出しています。
もし、お住まいの自治体が対応しているようでしたら、非常に安価で手に入れることが出来るので、ぜひ一度自治体のHPまたは関係部署に確認してみてはいかがでしょうか?
さいごに
いかがでしたか??
今回は、災害時におけるラジオの必要性とその理由、おすすめの防災ラジオなど詳しく見て行きました。
昔はよくラジオの深夜放送を聴いたりしたものでしたが、最近は本当にラジオ自体を昔ほど聴かなくなってしまったな…と思いました。
災害時、私達に有益な情報を沢山提供してくれて、時に勇気付けられたりふさぎがちな心を慰めてくれるラジオ。防災用に1台、絶対に欠かせないですね。
災害時だけでなく、普段からもコミュニティFMなどを聴くなどして地域の情報にアンテナを張っておくことも、ある意味防災の訓練になるのではないかと感じました。
この記事を読まれて、「防災ラジオを買おう」「またラジオを聴いてみよう」と思っていただけたら幸いです。
では今回も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。