紫外線が気になる季節に肌や顔・髪の日焼け対策はバッチリしていても、ついつい忘れがちなのが…唇。
実は唇ってとても日焼けしやすいんです!
でも、唇の日焼けって肌や髪ほど話題になっていなくないですか??
「唇が日焼けするとどうなるの?」
「唇が日焼けしちゃったらどう対処すればいいの?」
「唇の紫外線対策、どうすればいいの?」
今回のコレドウ?は「唇の日焼けサインと対処法、紫外線対策」についてです。
管理人は昔海に行って実際に唇が日焼けして、その後の処置が大変だったという苦い経験があり…それから唇の日焼け対策も肌や髪同様、とても意識するようになりました。
結構辛いんですよ…唇の日焼けって。
今回は自身の経験も所々交えつつ、お届けしたいと思います。
海や山、キャンプなど紫外線に長時間当たった後「…あれ?唇がいつもと違うかも」とお困りでしたら、是非こちらを参考にしてみてくださいね!
それでは、早速始めましょう!!
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Contents
唇が日焼けするとどうなるの?
唇も肌と同じように日焼けする…考えてみれば、同じように紫外線を浴びているわけですから当たり前といえば当たり前ですよね。
でも、唇の日焼けって肌の日焼けのように色が黒く変化したりしないと思いませんか?
実は唇って肌よりもずっと日焼けに弱いんです!
では早速、唇が日焼けしやすい理由や日焼けするとどのような変化が起こるのかについてを、具体的に見て行きたいと思います。
唇が日焼けするとどんな変化があるか分かれば、早めに対処できますよね!
(それが分からなかった管理人は後々大変でした…)
唇は肌より日焼けしやすい!その理由とは?
唇は紫外線にとても弱いため、日焼けのリスクが肌より大きいのです。
その理由は以下の通りです。
- 唇は皮膚がとても薄く腕や顔等の皮膚に比べて乾燥や刺激に弱い
- 唇には皮脂腺が無いため自ら油膜が作れないので乾燥からバリアできない
- 唇には紫外線のダメージを吸収するメラニン色素が少ない
…この事実を見ただけでも、唇に何も日焼け対策せずにいるのはかなり危険だと言うことが分かりますよね??
しかし唇はメラニン色素が少ないために、腕や顔のように皮膚の色の変化などの見た目があまり変わらないため、どうしても日焼けに気が付きにくいのです。
唇が日焼けするとどうなるの?症状は?
唇が日焼けするとどんな状態になるのでしょうか?
見た目では分かりづらい唇の日焼けですが、以下の状態になったら要注意!
早めに対処しましょう。
唇日焼けの症状
- 唇がカサカサになって潤いがない
- 唇の皮が剥ける
- 唇全体が熱を持つ
- ヒリヒリと痛くなったり腫れる
- 色が黒ずんだりシミができる
- 水ぶくれが出来る
(下に行くほど状態が良くない)
強い日差しに長くさらされた唇は、皮膚の薄さから熱で乾燥が進みます。
また、皮脂腺がなく被膜を作れないため潤いはどんどん失われ…さらにはメラニン色素の少なさから紫外線のダメージをもろに受けてしまうのです。
日焼けとはある意味「皮膚がやけどしている」状態のこと。
皮膚の薄い唇は、熱を持ちヒリヒリとしてきます。そしてさらに症状が進むと腫れ上がり、色が黒ずんだりシミのようなものが出来たり、もっと悪いと時には水ぶくれが出来てしまいます。
皮膚をやけどした時も、水ぶくれが出来たりしますよね?
唇は日に当たっただけでも、そのような症状なってしまう場合があります。
また、水ぶくれの症状が出た場合は単なる日焼けではなく、口唇ヘルペスのような別の病気の場合もありますので、速やかに皮膚科へ受診することをおすすめします。
管理人は海水浴の後、唇の皮が剥けて熱を持ちヒリヒリ痛くなりました。
皮が剥けてしまった唇は、想像以上に生活が大変です。
何でも直に唇に触れるのが本当に辛くて、特に飲食する時しみたような感覚があって大変でした。
また、辛いものや歯磨き粉等のスーッとする成分が入っているものが唇に当たると、ヒリヒリが強くなってきつかったです。
当時中学生だった管理人。
顔や体には日焼け止めを塗っていましたが、唇の日焼けなんて知識もなく…
あの時、唇が日焼けするということを知っていたら…と思うと切ないです。
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唇が日焼けしちゃったら…アフターケアをしっかりしよう!
唇が日焼けしてしまったら、なるべく早くしっかりとアフターケアをしましょう!
「いつもより乾燥しちゃったけど大丈夫だろう」と対処せずに放置してしまうと、症状が悪化してしまうかも知れません。
そうなってからではケアでは追いつかず、病院へ受診することになってしまうかも…
唇に日焼けのサインが出たら「見逃さずにすぐケア」が肝心です。
では早速ケアの方法を詳しく見て行きたいと思います。
日焼けした唇を冷やす
日焼けした唇は、すぐに冷やして熱を取りましょう。
日焼けとは「皮膚が軽いやけどを起こしている」という状態とほぼ同じです。
また熱がある状態では、ケアをしても効果が薄かったり逆効果になってしまう場合があります。
手や足などをやけどした時すぐに冷やしますよね?唇も同じで、まずは熱を冷ますことが大事です。
冷やす方法は、タオルに包んだ保冷剤・氷水を入れて口を縛ったたビニール袋・氷嚢などを熱が取れたと感じるまで唇に優しく押し当てます。
ポイントは氷や保冷剤を直接唇に当てないということ。
皮膚が薄い唇に直接氷や保冷剤を当ててしまうと、くっついてしまう危険があります。
必ずタオルやハンカチ・ビニール袋などに包んでから当てるようにしましょう。
また、氷は水を加えて「氷水」にしてから当てると、適度な重みと水のおかげで唇にフィットしやすくなって扱いやすいです。
十分に保湿する
唇の熱が取れたら、しっかりと保湿して失われた潤いを取り戻しましょう。
先程も触れたように、唇には皮脂腺がないため腕や顔のように自ら皮脂を分泌して水分の蒸発を防ぐということが出来ないため、日焼け後は乾燥が進み、水分不足状態になっています。
そのため、唇に油分を塗ることで人工的な油膜を作って潤いを取り戻す手助けをしてあげる事がとても大事になってきます。
用意するものは、白色ワセリン・オリーブオイル・ココナッツオイルなどの純度100%の油と濡れタオル。
リップクリームではだめ?と思われるかもしれませんが、リップクリームには油分の他に様々な添加物や香料、メントールなどの刺激物が入っている場合があります。
日焼けした唇のケアには、混じり気のない純度100%のシンプルな油分を使用するようにしましょう。
ケアの手順は以下の通りです。
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日焼け唇の保湿ケア手順
- 水で濡らしたタオルを唇に30秒〜1分ほど当て、唇を柔らかくする
- 油を唇の縦シワに沿って強くこすらないように優しく塗り、暫く置く
- しばらくして剥けかけている唇の皮膚がふやけてきたら、少量の油を指に取り優しく円を描くようにマッサージして余分な皮膚を除去する
最初に必ず濡らしたタオルを当ててうるおいを与え、唇を柔らかくしてから油分を乗せて下さい。乾燥している状態のまま油を乗せるのはNG!余計に荒れてしまいます。
唇に乗せる時の注意点は「強くこすらない」「唇の縦シワに沿って乗せる」の2点。
熱が取れても腫れたり皮が剥けてしまっている唇は強くこするように塗ったりせず、刺激をしないように優しく、縦シワに沿ってそっと乗せるような感じで塗りましょう。
最初に塗ってしばらくすると取れかけていた余分な唇の皮膚がふやけたようになってきます。
そうなったら再度指に油を少しだけ乗せ、今度は指の腹で円を描くように優しくマッサージしていくと、表面の余分な皮膚がポロポロ取れてきます。
余分な皮膚は無い方がケアの効果が高まるので、取れそうな場合は取り除いてください。でも、無理やり剥がすのはNGです。無理に剥がすと粘膜まで取れてしまい、出血したり痛みが出てしまう可能性があります。
あくまで自然に取れてきた皮膚だけを取り除くようにしてくださいね。
唇の余分な皮が取れた後は、適宜再度1と2を行って下さい。
特に飲食をした後は一緒に唇に塗った油も取れてしまいますので、ケアをお忘れなく。
また、マッサージは長時間やらないこと。唇に負担になってしまいますのでやっても30秒以内ほどに留めておいてくださいね。
リップパックでさらに潤いUP!
唇の保湿ケアで潤いが徐々に戻って来た唇にリップパックを行って、さらに潤いを与えましょう。
これを行うことで、唇の状態がより早く元の状態へ戻りやすくなります。
パックと言ってもすごくお手軽で簡単、ご自宅にあるもので出来ちゃいます。
用意するものは、熱すぎない蒸しタオル、サランラップ、爪楊枝、先ほどの保湿ケアで使った純度100%の油、ハサミ。
手順は以下の通りです。
リップパックの手順
- サランラップを唇を覆うぐらいの大きさに切って、爪楊枝で真ん中に小さ目の穴を2〜3箇所あらかじめ開けておく
- 熱すぎない蒸しタオルを作り、2〜30秒ほど唇に当てる
- 油をたっぷり目に指に取り、唇の縦シワに沿って強くこすらないように優しく塗る
- 油を塗った唇をサランラップで覆い、5〜10分ほどパックする
- 時間になったらサランラップをそっと外し、先程の蒸しタオルで唇に残った油を優しくそっと取り除く
- 再度油を唇に塗る
サランラップでパックする時に口全体を覆うので口で息ができなくなります。
5〜10分とはいえ、ちょっと不自由ですよね?先にラップの中心部分に2〜3箇所爪楊枝で穴を開けておくと口で息がしやすいですよ。
また、パックを外したら残っている油は一度取り除きましょう。
その時ももちろん、強くこすって取らずに優しく拭き取るようにしましょう。
拭き取るときは先程使用した蒸しタオルを使うのがおすすめ。ティッシュで拭き取ると、油と一緒にせっかくの潤いも吸収してしまいます。蒸しタオルなら潤いを保ちながら優しく拭き取れますよ。
拭き取った後は、また油を塗るのをお忘れなく。
管理人のおすすめは、リップパックの時上から不織布のマスクを掛けること。
時々何かの拍子でラップが取れたりずれたりてしまったりすることがあるんですが、マスクをしているとその心配もありませんし、保湿効果も抜群です。
他にはお風呂で湯船に入っている時のパックもおすすめですが、日焼けの症状がおさまって来た、または普段のケアで行うほうがベターかも知れません。
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就寝前にも保湿ケアを忘れずに!
就寝中は成長ホルモンが分泌されて、皮ふの細胞は分裂を行い再生が促進されます。
寝る前に日焼けでダメージを受けた唇に保湿ケアを行えば、回復のスピードも早くなる可能性が大。
眠る前に唇に白色ワセリン・オリーブオイル・ココナッツオイルなどの純度100%の油を唇の縦シワに沿って優しく塗りましょう。寝ている間の乾燥からも唇を守れますよ。
あとは、唇の状態が回復するまで根気よく「保湿ケア」「リップパック」「就寝前の保湿ケア」を繰り返していけばOK。
加えて辛いものやスーッとするものなど唇の刺激になる食べ物等を控えてしっかり睡眠を取っていれば、数日もすると荒れて腫れ上がった日焼け唇は元に戻ってくれることでしょう。そして水分をよく取ることもお忘れなく。
保湿ケアでも改善されなかったら病院へ!
保湿ケアを根気よく続ければほとんどの日焼け唇は改善して行きますが、保湿ケアをしっかり行っても改善が見えない場合は速やかに皮膚科を受診しましょう!
日焼けの症状が保湿ケアでは追いつかないほど深刻であったり、紹介したケアがご自身に合っていなかったり、ひどい水ぶくれがある場合は日焼けしたことが原因で口唇ヘルペスが発症してしまった等の可能性があるかも知れません。
白色ワセリン、オリーブオイル…ケアにおすすめの油はどれ?
日焼け唇のケアでおすすめした白色ワセリンやオリーブオイルなどの純度100%の油ですが、どれが一番使い勝手がいいでしょうか?
実は、管理人が唇日焼けした時に皮膚科で処方されたのは「白色ワセリン」でした。
ドラッグストアで手に入り手頃な値段、無味無臭で癖がないので日焼けケアが終わった後も、顔や肘膝、かかと等スキンケア全般の乾燥対策に使えて便利です。
オリーブオイルもおすすめですが、種類によってたまにピリッと感じるものがあるので、日焼けで荒れている場合は念の為そのように感じる商品は使用を控えましょう。
一方、管理人がおすすめなのがココナッツオイルです。
ココナッツオイルは寒いと白く固まっていますが、手で暖めただけでもすぐに液体になってくれます。テクスチャーはサラサラの液体という感じです。
とても肌なじみがよく、保湿効果も抜群!無味ですがほのかなココナッツの香りが癒やされます。
他には馬油もおすすめです。炎症を抑えたり熱を取る効果があると言われています。
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日焼け唇にはちみつでケアはOK?NG?
唇のケアと聞いて、はちみつを思い浮かべる方は多いと思います。
実際はちみつを配合したリップクリームやリップパックは結構多く売っていますし、唇の保湿に良いというイメージがあります。
しかし!日焼けした唇にはちみつを使ったケアを行うのは実はNGなのです。
はちみつは確かに保湿効果はとても高いので、日焼けしていない唇へのケアとして使うのはおすすめです。
はちみつには高い浸透圧と抗菌作用があり、荒れた唇に塗ると高い浸透圧で細菌の細胞内の水分をはちみつが奪うことによって細菌を死滅させます。
しかし問題は「高い浸透圧で細菌の細胞内の水分を奪う」という点。
日焼けして普段より潤いが減ってしまっている唇にはちみつを塗ると、上記の特性から荒れた唇からさらに水分を奪ってしまいかねません。
また、はちみつは花の花粉を元に作られているので、花粉にアレルギーがある方は場合によってはアレルギー症状が出てしまう可能性もあります。
そして、はちみつって美味しいじゃないですか?だから無意識に舐めてしまうんですよね…実はそれも唇にとってあまり良くないんです。
唇を舐めると唇の表面に唾液が付くので一時的には潤いますが、唾液とともに水分がすぐに蒸発してしまうため、さらに乾燥が進む危険性が…
日焼けでいつもより水分不足でデリケートになってしまった唇には、はちみつを使ってのケアは避けましょう。
日焼け防止!普段の唇の紫外線対策は?
唇が日焼けをしてしまうと、その後のケアが結構大変。
普段から日焼けをしないように、紫外線対策をしっかりしておきましょう。
唇の紫外線対策
- UV効果のあるリップクリームや口紅、グロス等を使用する
- 保湿力の高いリップクリームも併用する
- 飲食や歯磨きの後は忘れずにリップクリーム等を塗り直す
- ちょっと荒れたかな?と思ったらすぐ保湿ケアを行う
UV効果のあるリップクリームや口紅等はドラッグストアでも百貨店等の化粧品コーナーでも沢山の種類が販売されています。
紫外線の気になる季節には、1つ持っていると安心です。
また、SPF値が高いリップクリーム等の中には少し潤いが足りないかな?と思える商品もあるので、そういう場合は保湿効果が高いリップクリームとのダブル使いをするなどして保湿ケアも併用すると安心です。
また、飲食や歯磨きの後はせっかく塗ったリップクリーム等がとれてしまっているので忘れずに塗り直しましょう。
そして、ちょっとでも唇が荒れたら軽いうちに保湿ケアをして悪化するのを防ぎましょう。
「リップじゃなくて普通の日焼け止めを唇に塗ったらだめなの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、おすすめ出来ません。
顔や体用の日焼け止めは皮脂を吸収しやすいような作りのため、肌乾燥が起こりやすいのです。
ただでさえ乾燥しやすい唇に更に乾燥しやすい顔・体用の日焼け止めを塗る事はのはおすすめできません。
唇専用のUVケア用品は、SPF値もテクスチャーも様々です。
いろいろ試して、ご自身にぴったりなものを見つけてくださいね。
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さいごに
いかがでしたか??
今回は、唇の日焼けに関して詳しく見て行きました。
管理人も体験した唇の日焼け…あの時はこんな知識もなく「逆になにもしない方がいいんじゃないか?」とケアらしいケアをせずに2〜3日放置。
するとどんどん悪化してしまい、唇が荒れ放題になってしまいました。
食事をしてもしみるし、歯磨きの時も痛いしで…かなりストレスでした。
どうにもならなくなって、皮膚科を受診すると「日焼けしている」と診断され、白色ワセリンが処方されました。
これをとにかく毎日こまめにつけるようにと指導があり、その通りにすると3〜4日で荒れ放題だった唇が元通りになりました。
唇の日焼けを体験し「唇は普段の紫外線ケアが肝心!」と痛感しています。
この記事を是非参考に、唇が日焼けして管理人のような痛い思いをする方が1人でも減ったらうれしいなと思います!
では今回も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。